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【完全版】APW430対応電動シャッター「マドリモ」|後付け&スマホ操作可能

我が家ではリビングにAPW431大開口スライディングという窓を採用しています。

今回は,1年間住んでみてのリビング窓と一緒に設置した電動シャッターの使いが手をまとめました。

これからAPW431や電動シャッターを採用される方,あるいはリフォームで電動シャッターを後付けを検討されているか方の参考になればとおもいます。

APW431大開口スライディングとは

引用:YKKAP

日本の住宅で多く採用されている引違い窓は、窓の開口面積が大きくなるほど開閉動作
が重く、かつ他の窓種と比べ断熱性能と気密性能の確保が難しいという課題がありました。
「APW431」大開口スライディングは、窓の開口面積(躯体開口)を大きく保ったまま、開閉の軽さ・断熱性能・気密性能を更に向上させ、従来の課題をすべて解決できる新しいスライディング(片引きテラス戸)です。

引用:YKKAP NewsRelease2016/01/26

APWシリーズはYKKAP社が販売している樹脂サッシ窓になります。
そのなかでも,APW430は樹脂サッシにトリプルガラスを採用したシリーズです。
「APW431」は「APW430シリーズ」のひとつになります。

大きなFIX窓と,引き戸が組み合わさっておりハンドひとつで開閉と施錠をすることが可能です。
また,引き戸が枠に密着して気密を確保しており,一般的な両開きの引き違い窓に比べて気密が高くなっています。

大きな開口で陽の光と眺めを両立できるとても素敵な窓ですね。

引用:YKKAP

「APW431大開口スライディング」は2016年より販売開始されて根強い人気を誇っています。

マドリモとは

「マドリモ」はYKKAP社のリフォーム用窓やシャッター・雨戸のラインナップになります。

「マドリモ」リフォーム窓

引用:YKKAP


新築でYKKAPの窓を検討される場合は「APW330」か「APW430」が候補に上がりますが,リフォームの場合は「マドリモ」を選択する形になります。

リフォームで窓を取り外そうとすると,どうしても外壁を取り外す必要が出てきます。
外壁までの工事となると大ごとです。
そこで登場するのが「マドリモ」の窓。
「マドリモ」は既存窓に室内側から被せるように窓を設置する製品になります。
いわゆる「内窓」というもので,これによって断熱性能が上がり結露がすくなくもなるんです。

「マドリモ」電動シャッター

引用:YKKAP

今回紹介したいのは「マドリモ」のラインナップの中でも「電動シャッター」です。
シャッターは,「マドリモ」窓とは逆に外壁側に被せる形で取り付ける製品になります。
「マドリモ」シリーズはリフォームで使われることが多いですがシャッターは新築でも取り付け可能です。

引用:YKKAP

色はブラウン,カームブラック,プラチナステン,ピュアシルバーの4色が用意されています。


採用される方は多いようで,防火地域などの法令でシャッターの設置が必要な場合や,防犯や台風など災害対策で選ばれています。

加えて,「マドリモ」電動シャッターはHEMS機器と連携可能です。
設置時に『リモコンシャッターJEM-A端子付』を選択すればHEMS機器と連携できます。


参考サイト:シャッターも家電もHEMSでトータル管理|YKKAP

関連記事:【決定版】HEMSってなに?詳しく解説

電動シャッターの使い勝手

我が家の構成は以下の通りです。

リビング:APW431大開口スライディング2つ(写真左2枚)
子ども部屋:APW431大開口スライディング1つ(写真右)

合計3つの窓に「マドリモ」電動シャッターを設置しました。

外観

外装色は,APW431大開口スライディングと「マドリモ」電動シャッターともにブラックです。
窓の外側から被せるように電動シャッターが取り付けられています。
シャッター上部の格納ボックスもさほど大きくなく気になりません。
外壁は同系色の焼杉にしてあり,隣のペレットストーブ煙突のブラックメタリック感ともマッチしていてGood。
網戸はAPW431側についているので,窓ガラスとシャッターの間についています。

すごくニッチな情報ですが,シャッターの横に煙突をつけると煙に含まれる木のヤニがシャッターにべっとりつきます。
早いうちに濡れ雑巾で拭けば取れますが,精神衛生上あまりよろしくないので煙突を設置する際はお気をつけて。

内観

内観はAPW431大開口スライディングは白にしました。
シャッターが降りている状態だと完全に真っ暗です。

電動シャッター動作

室内側からの様子
外側からの様子

「マドリモ」電動シャッターは,シャッターのパネルがスリット形状になっています。
動画を見てもらうとわかるのですが,シャッターが伸びてるとスリット。

詰まるとフラットになる感じです。
完全に閉じてしまうと真っ暗で,スリット状態だと採光40%程度といった具合。

スリットの調整はリモコン操作で選択可能です。
ただし,仕様が若干不思議です。

開いている状態からスリットを選ぶと,シャッターが降り始めスリットを通り越して一旦全部閉まってから再度スリットに移行します。
おそらく途中の位置検出ができないので,こういった仕様なんだとおもいますが時間がかかりますね。
ちなみに,開け閉めは共に30秒程度です。

リモコン

「マドリモ」電動シャッターのリモコンはフランスのSomfy社製を使っています。
操作方法は「下矢印」がシャッター閉「上矢印」がシャッター開です。
真ん中の「myボタン」はユーザーが自由に設定可能で,私はスリットに設定しました。
また,開閉の途中で「myボタン」を押すと途中で停止します。
「myボタン」は設定したいシャッターの開閉状態で5秒間長押しすると,その時点を登録可能です。


写真のリモコンは1シャッター1リモコン対応タイプですが,4つのシャッターを登録できるタイプのリモコンも用意されています。


我が家はシャッター3つ,それぞれ独立したリモコンがあります。
余談ですが,「APW330高所滑り出し窓」の電動オペレーターの開閉も同タイプのSomfyリモコンを使うんです。
我が家はAPW330高所滑り出し窓が3枚あるので,リモコンが計5つあります。

後述しますが、スマホアプリで5つとも制御できるので普段リモコンはしまってあります。

引用:YKKAP

話が戻りますが,開閉時間をリモコンで設定できる「タイマーリモコン」もラインナップに設定されています。
タイマーリモコンは,次に説明するスマホアプリでタイマー操作できるので必要ないかな。

スマホアプリ

スマホアプリを使うと,アプリ上でシャッターの開閉や開閉タイマー設定などを行うことが可能になります。

スマホアプリシャッターを操作するにはJEM-A端子付きの電動シャッターを選ぶ必要があります。

引用:YKKAP

シャッター側の「JEMーA変換アダプタ」を介して,「Conexxon」という機器を有線LANに繋ぐことでスマホアプリが使えるようになります。

アプリホーム画面は画像の通りです。
複数の機器を登録してある場合は下側を左にスクロールできます。
真ん中はシャッターや高所窓オペレーターをグループ設定して操作できるボタンです。
あまり使ってないですが,左上から時計回りで,「在宅」,「外出」,「日射遮蔽」,「日射取得」といった具合でしょうか。

タイマーは優れもので,時刻や曜日はもちろん,日の入り日の出から±何時間何分で設定も可能です。


我が家の場合は,朝のシャッターが開くのを「6時半」。
夕方の閉じる時間を「日の入りからマイナス1時間」に設定しています。


日の入り日の出時間は,アプリ上でGPSを使って経緯緯度を設定するので正確。

このアプリ,欠点をしいてあげるならば手動で開閉した場合のSTOPボタンにラグがあることです。
アプリでの開閉微調整は諦めた方がいいかな。

加えて,ConexxonとIFTTTを使ってアレクサ連携も可能です。
音声でシャッター開閉もできるよう用意されていますので気になる方は調べてみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか,電動シャッターの概要を掴んでもらえたかなと思います。

我が家では生活に電動シャッターがとけこんでいて、いい意味で空気のような存在になっています。

朝自動でに開いてくれ、夕方閉じてくれる。

自動化の恩恵を享受しています。


導入費用は忘れてまいましたが,かなり高かったはずです。
私はシャッターをつける前提で話を進めていたので,つけない選択はなかったのですが,シャッターの値段で悩んでいる方にぜひ伝えたい。

では今回はこの辺で。

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