こんにちは,カズです。
今回は書斎にはかかせないパソコンデスクについての記事になります。
パソコンデスクのなかでも話題の電動昇降デスク「FlexiSpot」。
私は約1年半,FlexiSpot電動昇降デスクを使っています。
今回は2台目のレビュー記事です。
家の購入を考えている方や,書斎の環境を整えたいなという方向けの記事になります。
まえに購入したモデルとの違いも比較もしていきましょう。
電動昇降スタンディングデスク「FlexiSpot」の特徴
ワンタッチで昇降ができるスマートデスク
FlexiSpotは,デスクの高さを電動で変えることで立って作業することができるスマートデスクです。
長時間座ったままの体勢でいると体やメンタルに悪い影響を与えることがあると言われています。
FlexiSpotのデスクは,電動で机の高さを上げることで立って作業することを可能にしてくれるんです。
天板と昇降する脚の組み合わせ
FlexiSpotの昇降デスクは2パターンあります。
天板と脚すべてセットの商品と,脚と天板それぞれ部品ごと分かれて販売されている商品の2パターンあります。
今回はパッケージで天板と脚を一緒に販売されているタイプの製品です。
今回の商品とは別に天板ラインナップの中にはL型になっているもの。
コの字型に切り取った形状のものなどもあります。
コの字型だと椅子を机に入れた時に背もたれがとび出ないようにできますね。
組み立て作業
開封
まずは開封していきましょう。
今回紹介する商品は,FlexiSpotの「EW8M」です。
まず最初の印象は…よく言えば圧倒的重厚感。
ド直球に言えば重いです。
段ボールの状態で39kgでした。
電動昇降デスクは立って使う際にどうしても重心が高くなります。
重心が高くなると不安定になり倒れてしまう危険が。
そのため転倒防止の対策で脚を重くする必要があります。
こればっかりはいたしかたないですね。
そしてきっと一番しんどかったのは配送の方。
マンションのエレベーターから遠い部屋の人は割増料金とられてもおかしくないレベルですよ。
安心してください,割り増し金は取られません。
逆に考えるとその分お得なのでは。
ともあれ,ほんとに配送業社さん神です。
内容物
内容物は
・天板(部品取り付け済み)
・脚フレーム(部品取り済み)
・脚パーツ×2
・説明書
・ネジ2種類(8本+8本)
・レンチ
・インシュロック×2
になります。
天板に引き出しなどのフレームが一体になっている構造なんですね。
引き出しとACアダプタや操作パネルが既に取り付けされていました。
これは脚のみで販売している他のタイプと大きく違う点ですね。
脚パーツも剛性を確保するためにロの字構造になっています。
ここも先に購入した「EQ6」と違う点です。
「EQ6」は足元にはフレームがありませんでした。
全体的な剛性を出すために追加されたんでしょう。
脚フレーム上部にはモーターが既に取り付けられています。
脚パーツ裏面にはネジ式のガタつき防止高さ調節部品がとりつけられていました。
脚パーツは思ったより軽いタイプですね。
上に載せる天板の重さに対して必要十分な重さにしているんでしょう。
「EQ6」の脚パーツと並べてみると大きさ厚みが全然違います。
組み立て
組み立ては付属のM5サイズレンチを使って簡単に行うことができます。
ポイントとしては,重量物なので落として床を傷つけない様にしきものを敷いて作業すると良いです。
重たいので少しずらすのにも滑らせられると作業性が全然変わってきます。 組み立てはおおきく3工程です。
まず1工程目は,
天板を下にして床に置きます。
ロの字型の脚フレームをモーターを下にして付属のネジ4本+4本の計8本でとめていきます。
つぎに2工程目は,
脚パーツを脚フレームにネジ4本+4本の計8本でとめていきます。
脚パーツはネジ止めが中央ではなく,前後で長さに違いがあるので向きに注意が必要です。
そう,私はがっつり間違えたんです。
両方取り付けてから左右で長さが違っているのに気づきました。
さいごに3工程目は,
逆さに組み上がった昇降デスクをひっくり返します。
ひっくり返す前に,脚フレームのモーターと天板一体の制御装置をケーブルで繋ぎます。
モーターケーブルは梱包でばたつかせないためかインシュロックで結束してありました。
そのままでは取り付けられないのでハサミで切ります。
いよいよひっくり返しますが,これめちゃくちゃ重いです。
私はどうにか一人でできましたが,大人二人いた方がいいですね。
最悪の場合ゆかをへこませる危険性が。
無事にひっくり返せたら電源コードを天板裏に張りつけてあるACアダプタに接続すれば完成です。
あと引き出しに飛び出し防止のテープが貼ってあるので剥がすのをお忘れなく。
動作確認
昇降機能はこれぐらいの高さまで動きます。
壁のフェイクグリーンを基準位してもらえるとわかりやすいかな。
高さを記憶しておくメモリ機能があり,自由な高さで4パターン設定可能です。
実際にMacbookProを載せてみると
かなり洗練されたデスク環境といった感じでしょうか。
ワイヤレスキーボードマウスを置いても十分な広さです。
引き出しは4cmの厚さまで入れることが可能。
充電ポートはUSB-Aが2つ,USB-Cが1つ。
試しにGoProを充電してみました。
ちゃんと充電できています。
この位置にあるとちょっとしたマウスやキーボードなど小物ガジェットの充電にも便利ですね。
「EW8M」と「EQ6」の比較
入手した「EW8M」と1年間使った「EQ6」を比べてみました。
大きな違いとしては,「EQ6」は天板別売の脚のみの昇降デスクです。
私は天板を材木屋さんにお願いして購入しました。
サイズは長さ180cm奥行き80cmの最大サイズ。
たいして,今回入手した「EW8M」は天板付きタイプの昇降デスクです。
天板のサイズは長さ120cm奥行き60cm。
「EQ6」に比べてひとまわり小さいことがわかりいただけるとおもいます。
大きさ以外にふたつの製品を比べてみましょう。
ここでは3つ取り上げてみます。
1つ目は,モーターの速度です。
「EQ6」はモーターが2つのデュアルモーターで,「EW8M」はシングルモーターになっています。
「EQ6」は載せている天板が無垢の板で重いせいか「EW8M」と比べて速さに差はありません。
じゃっかん「EW8M」のほうがコンパクトなだけあってか「がんばってんな」という音がするかな。
そんなに気になるほどではありません。
2つ目は,フレームの大きさ重さになります。
今回,「EW8M」を梱包された状態で玄関で受け取った時はあまりの重さに驚きました。
しかし,開封してみると部品ごと分ければ2階まで一人で持ち運ぶことができる重さでした。
比較する「EQ6」は,上にのる天板のサイズを考慮した剛性を確保するためかフレームなど部品一つひとつが分厚く重かったです。
「EW8M」は天板が決まっているので必要十分な大きさ重さの設計になっているのでしょう。
そういった点では天板セットの製品は利点があるのかなと思いました。
3つ目は,オプション機能。
「EW8M」は「EQ6」にはなかった機能が2つあります。
1つは充電ポート,もう1つは引き出しです。
これらはかゆい所に手が届くぜつみょうに使い勝手のいい機能だと思います。
ワイヤレスのキーボードを引き出しにいれたり,ペンや付箋メモ用紙などを入れておくのにピッタリ。
充電ポートはUSB-AとUSB-C両方用意されています。
カメラやモバイルバッテリーなどちょっと充電したい時に便利。
これらは正統進化しているなと感じました。
おおむね「EW6M」は満足なのですが不満ポイントもあります。
「EQ6」には無かった足元のフレームが「EW8M」にはあるんです。
これは人によって好みだと思うのですが。
良く言えば,足を置ける場所があって良い。
悪く言えば,フレームが邪魔。
そして一番の不便ポイントはロボット掃除機が通れないということなんですよね。
フレームした約8cmと絶妙にロボット掃除機が通れない。
そこは机の配置次第というところもあるので注意が必要なポイントです。
「EQ6」のレビュー記事も載せておきます。
気になる方はご覧ください。
FlexiSpot「EW8M」を使ってみての感想
1週間「EW8M」を使ってみての感想は
ちょうどいいです。
天板と脚がパッケージ化された商品なので組み立て簡単。
天板を自作する必要もないので木工作業,特にインパクトドライバーなどの電動工具も必要なし。
だれにでも無理なくおすすめできる商品です。
ただし,天板は木目調の化粧板なので質感がいいかと言われればうそになります。
無垢板ではないのではがれたり劣化することもあるかもしれません。
しかしそこはマウスパッドやデスクカバーで対処すればいいかな。
価格と質感のトレードオフですね。
気になる点は昇降操作パネルがデスク面に対して直角設置なので押しにくいです。
「EQ6」の様に若干上方向に角度がついてくれていると使いやすいかなと思いました。
便利ポイントが高かったのが引き出しです。
机の上のものを片付けられるというのは素晴らしい。
欲を言えば,引き出しはマウスが入ってくれるとなおよかったかな。
ワイヤレスキーボードのLogicoolK380は余裕で入るんですがね。
ワイヤレスマウスのLogicoolMX Master3は高さがあり入りませんでした。
そこは仕方がないね。
横幅180cmのEQ6を使ってきましたが,デスクを広く取りすぎてもモノを載せすぎるだけ。
これぐらいの大きさがノートパソコンを載せて作業するにはちょうどいいです。
まとめ
今回は電動昇降デスクの紹介でした。
FlexiSpotはスタンディングが電動で手軽にできるというのが最大の利点です。
個人的にはスタンディング以外の微妙な高さ調節がとても心地よいと感じています。
機能面ではだいぶ洗練されてきており,大きさを求めるなら脚のみタイプで天板DIY。
手軽さを求めるなら天板パッケージタイプを選ぶ。
幅広いニーズに対応できる製品ではないでしょうか。
現在,天板DIYできる脚のみタイプはE7,E8という製品に置き換わっています。(2022年8月現在)
詳しくはFlexiSpot公式サイトよりご確認ください。