今回はSwitchbotシリーズ全て一挙に紹介していきましょう。
スマートホームにらくらくスイッチ【SwitchBot公式サイト】Switchbotとは
SwitchBot製品の開発を手がけるWonderlabsは,2015年に中国・深センで本社を設立しました。
大手ドローンメーカーDJIの李澤湘チェアマンが投資とメンタリングを行っており,現在アメリカ,香港に支社があります。
開業当時は壁のボタンを押してくれる「スイッチボット」のみの販売でした。
徐々にスマートプラグや温湿度計が増えていき,Switchbotシリーズとして確固たる位置を獲得しています。
Switchbotシリーズ一覧
スイッチボット
シンプルに物理ボタンを押してくれるロボット。
Switchbotシリーズ最初のプロダクトです。
カラーバリエーションは白と黒。
裏面に3M社製の強力両面テープがついており,どこにでも貼り付け可能。
リモコンの腕はフックにもなっており,付属のフックシールを使うとシーソータイプのスイッチにも対応可能。
裏面シールは,本体に貼り付けられているのとは別に1枚。
フック型シールは2個付属。
フックシールは本体色と同色。
アプリの設定によっては長押し設定が可能で,1秒から60秒まで1秒刻みで設定できる。
タイマー機能付きで時間設定をすることで好きな時間に自動でオンオフが可能。
パスワード設定機能があり,パスワードを設定した場合はパスワードを入力しないと押せない設定にもできる。
最小構成は,スイッチボット本体とスマホでの使用。
Bluetoothで携帯と接続して使用できます。
HubミニやHubプラスと連携させると外出先でも操作可能。
Switchbot連携
別売のSwitchbotリモコンスイッチとBluetoothで接続すること操作可能。
Bluetoothの電波が届く範囲内である必要あり。
HubミニやHubプラスに繋ぐことで,AIスピーカーとも連携可能。
対応するのはAmazonEcho,Googleホーム,LINECloca,Siri。
IFTTTにも対応。
Switchbot独自のシーン機能で他の製品と連携可能です。
シーン機能
シーン機能は,Switchbotシリーズの機器の計測結果を使って連携させる機能です。
例えば,画像の一番上の「除湿オン」は,除湿機の電源ボタンにスイッチボットボタンを貼り付け温湿度計と連携させて自動で電源をオンにするシーンです。
詳細は別記事で。
メンテナンス
電池は交換式でCR2型リチウム電池を使用。
100円ショップで購入可能。
背面貼り付けシールとフックシールはオプションとして販売されている。
背面シールは強力な厚手の両面シールであれば代用可能。
ハブミニ
Switchbotシリーズを本格的に使うには必須なアイテム。
2つの機能があり,「学習リモコン機能」と「Switchbotシリーズの司令塔」です。
機能1:学習リモコン
赤外線リモコンが使える家電製品を登録すると,Hubミニで家電を操作できます。
登録方法は2通りあり,1つ目はすでに登録済みの製品はアプリからメーカー名や商品名で選択する方法。
2つ目は,赤外線リモコンのボタンをHubミニに向かって押して学習させる方法です。
赤外線が正面から出ますので,家電製品はHubミニ書面から見える配置にする必要があります。
機能2:Switchbotシリーズの司令塔
Hubミニの一番の機能はSwitchbotシリーズの司令塔機能です。
HubミニはWi-Fiと接続してSwitchbotクラウドサービスに繋がります。
HubミニをアプリでSwitchbotシリーズ一部の対応機器とBluetoothで繋ぐことで,外出先でもSwitchbotシリーズを操作可能に。
また,温度湿度計などはHubミニと繋ぐことで計測したデータの記録をクラウド上で無制限に保存してくれます。
買い切りのHubミニで無制限にクラウドを使い続けるのでお得ですね。
Switchbotシリーズの一部をHubミニに繋ぐことでAIスピーカーとも連携可能になります。
対応するのはAmazonEcho,Googleホーム,LINECloca,Siri。
IFTTTにも連携できます。
Wi-Fiは2.5GHzのみ対応。5GHzには対応していません。
オプション
ハブミニ専用USBAtoMicroUSBコネクタ
Switchbotシリーズ純正のMicroUSBオスto USBAオスのアダプタです。
これを使うと,Hubミニを付属のUSB電源ケーブルを使わずに綺麗に配線可能です。
Hubミニは幅がAmazonEchoFlexと同じで,このコネクタを使うとジャストフィットでコンセントにつけられます。
ネックなのが,AmazonEchoFlexが現在発売停止中です。
Flexがなくても,市販のUSB充電器に直挿しすることでケーブルの取り回しを考えなくて済むので私は購入をお勧めします。高くないしね。
USBアダプタ
Switchbot純正のUSBACアダプタです。
なんの変哲もないUSBACアダプタです。
不要です。
Hubプラス
HubプラスはHubミニのご先祖様です。
Hubプラスは現在販売停止されています。
基本的にはHubミニと性能は同じです。
違う点は,Hubプラスはイルミネーション機能があるのと給電方法がACアダプタ式だけです。
スマートプラグ
コンセントと家電製品の間に挟んで電源オンオフができるガジェットです。
コンセントを指してすぐ動作する電化製品だと使いやすい。
複数のスマートプラグをグルーピングして一括オンオフ設定する機能もあります。
アプリを使って電流や消費電力を測ることもできます。
Max1500Wまでなので注意。
電子レンジや掃除機など始動時の突入電流で一時的に消費電力が上がるものは不可。
これはTPLink社のスマートプラグはできないのでSwitchbotスマートプラグの優位点。
タイマー機能付きで時間設定をすることで好きな時間に自動でオンオフが可能。
AIスピーカーとも連携可能。
対応するのはAmazonEcho,Googleホーム,LINECloca,Siri。
IFTTT対応。
スマートプラグは,直接Wi-Fiに接続して使用。
Hubミニには接続しない。
温湿度計
温度湿度を測ることができるガジェットです。
このガジェットの真価は複数の温湿度計を並べて見ることができることでしょう。
最小構成はスマホと温湿度計とのBluetooth接続。
Bluetooth接続の場合は36日間分の温度湿度を保存してくれる。
HubミニやHubプラスと温湿度計を繋ぐと記録が無制限保存になります。
インターネットを通じて外出先からもチェック可能。
アプリで温度・湿度を折線グラフで表示。
スパンは時・日・週・月・年です。
グラフは表示スパンでの最大・平均・最小で上下を調節して折れ線グラフにしてくれるので見やすい。
データはCSV形式で出力可能。
アラート機能があり、一定の温度湿度に達した場合又は下回った場合又は一定範囲を外れた場合にスマホに通知してくれる。
HubミニやHubプラスと接続することでAIスピーカーとも連携可能。
対応するのはAmazonEcho,Googleホーム,LINECloca,Siri。
IFTTT対応。
平置きの際に角度をつけられるシリコン製の部品付属。これ便利
本体に裏に磁石がついているので、金属製の壁などに直貼り付け可能。
金属プレート両面テープ付が付属しており、これを貼れば温湿度計を磁石で貼り付け可能。
電池交換式。単4電池2本。
温度湿度計プラス
画面が大きくなった温度湿度計。
顔マークで快適な温度湿度を知らせてくれます。
そんな機能いらんわ!
CO2センサーつけて出直してこい!
と,誰もが思いTwitterでプチ炎上したプロダクトです。
目に見えない位置に置くのは旧型,カウンターや寝室など目に触れるのが多い場所はプラスという使い分けもありかな。
加湿器
スマホで操作可能な加湿器。
タイマー機能付きで時間設定をすることで好きな時間に自動でオンオフが可能。
HubミニやHubプラスでAIスピーカーとも連携可能。
対応するのはAmazonEcho,Googleホーム,LINECloca,Siri。
IFTTT対応。
電源はACアダプタ。
超音波ミストタイプ
容量3.5リットル
6−15畳用
稼働可能48時間
消耗品としては純正交換フィルタが用意されています。
半年に一回交換推奨。
活性炭&セラミック製。
カーテン
レールやポールに取り付けるだけなので簡単設置可能。
取り付け取り外しの爪が少し硬い。
Touch&Go機能があり,カーテンを手で少し引くと動きを感知して自動で開閉してくれる。
光センサーを内蔵しており,朝になると自動で開いてくれるモードもある。
タイマー機能付きで時間設定をすることで好きな時間に自動でオンオフが可能です。
タイマーでの可動だけであればHubミニやHubプラスは不要。
AIスピーカーとも連携可能。対応するのはAmazonEcho,Googleホーム,LINECloca,Siri。
IFTTT対応。
連携にはHubミニかハブプラスが必要。
充電はUSBC端子,バッテリーは内蔵バッテリータイプ。
フル充電で8ヶ月稼働。
カーテンを両開きにする場合は2台必要。
カーテンレール形状ラインナップ
角形/Uカーテン
ポールタイプ
I型カーテン
オプション
ソーラーパネル
Switchbotカーテンに接続して窓側につけると充電してくれる。
ソーラーパネルとカーテンボットが1対1対応。
左右開きで2台カーテンボット使う場合は2台必要。
リモートボタン
リモコンとカーテンボットが1対1対応。
左右開きで2台カーテンボット使う場合は2台必要。
リモートボタン
スイッチボットとカーテンとスマートプラグミニ対応の遠隔スイッチ。
そのほかのSwitchbotシリーズとは動かせない。
電池交換式。
AIスピーカー等の連携はなし。
HubミニやHubプラスとも接続できない。
機器との対応は1対1。
レスポンスは速め。
防犯カメラ
小型の防犯カメラ。
赤外線LEDライトを搭載しており,ナイトビジョン機能で暗い場所でもはっきり見える。
動きを感知してスマホに通知してくれるアラート機能あり。
AmazonEchoShowシリーズで映像を見ることができる。
AIスピーカーとも連携可能。対応するのはAmazonEcho,Googleホーム,LINECloca,Siri。
IFTTT対応。
連携にはHubミニかハブプラスが必要。
スペックは,
画質1080p
130度広角レンズ
水平107度,垂直57度
双方向音声会話可能
マイクロSDカードスロットあり。
マイクロSD別売。
USB給電
円錐状の土台が付属しており,頂点にカメラを配置して角度調節は自由自在。
円錐の底面に両面テープが貼られておりどこにでも貼り付け可能。
人感センサー
光センサーを使ったセンサー。
AIスピーカーとも連携可能。対応するのはAmazonEcho,Googleホーム,LINECloca,Siri。
連携にはHubミニかハブプラスが必要。
IFTTT対応
スペックは,
水平方向に110度最大9m
垂直方向に55度最大9m
電池交換式。
電池式3年使用可能。
円錐形の土台付き。両面テープ貼り付け。
電池交換式。
開閉センサー
窓や扉の開閉状況を検知することができる。
箱や引き出しなど貼る場所によって様々な使い方が可能。
AIスピーカーとも連携可能。対応するのはAmazonEcho,Googleホーム,LINECloca,Siri。
連携にはHubミニかハブプラスが必要。
IFTTT対応。
電池駆動
見守りカメラ
360°回転可能な見守りカメラ。
フルHDの映像で自宅のペットの様子などを確認することができます。
また,Switchbotセンサー類と連携して録画や回転なども設定可能。
スマートロック
SESAMIやキュリオスに続いてSwitchBotでもスマートロックが登場しました。
取り付けは簡単で両面テープで貼り付けるだけ。
別売のキーパッドやキーパッドタッチを購入すれば暗証番号やカードキー,指紋認証などにも対応しています。
スマートロックキーパッド&キーパッドタッチ
スマートロックと連動して使うことができるキーパッドとキーパッドタッチ。
キーパッドの方が暗証番号とカードキーでの解錠。
キーパッドタッチはキーパッドの機能に加えて指紋認証機能が搭載されています。
ともにアプリでスマートロック連動設定をして使うことができます。
電池式なので年に1回程度CR123Aリチウム電池2枚の交換が必要です。
カードキーが使えるという点はスマホを持たせられない年齢の子どもや年配の方が家族にいる場合にはとてもありがたいですね。
ロボット掃除機
SwitchBot社はいままで小物のホームIoTが多かったですが今回満を辞してロボット掃除機の登場です。
物がものだけにお値段もだいぶしますよ。
種類は2種類あり,ロボット掃除機単体のS1と,S1にドッキングステーション付きのS1Plusがあります。
基本性能として,レーダーセンサーによるマッピング機能に加えて水拭き機能といった他社の上位機種に相当する機能が搭載されています。
さらにS1Plusではハイエンド機のみに許されるドッキングステーションによる自動ごみ収集まで搭載。
Switchbotはラインナップを高級ロボット掃除機に絞って出してきた感じですね。
ドッキングステーションのダストパックを無期限にプレゼントするキャンペーンなんてのもやっていましたが,あきらかに無理のあるキャンペーンですよね。。。
ダストパックは消耗品になるので,そのあたりの販売がいつまで続くかがポイントになりそう。
Switchbotアプリ
Switchbotシリーズの登録や操作はこのアプリから行います。
アプリの紹介
大きく3つのタブに分かれています。
1つ目が,SwitchbotシリーズやHubミニなどで登録した赤外線対応の家電が表示されます。
このアイコンからスイッチボットを操作したり,詳細を確認することもできる仕様です。
2つ目が,シーンです。
これは,SwitchbotシリーズやHubミニで登録した赤外線対応の家電を連携させる設定一覧が表示されています。
右上の「+」でシーンの新規作成が可能です。
3つ目は,あまり使いませんがプロフィールになっています。
温度表示を華氏摂氏に切り替えたり,言語の切り替えができます。
Switchbotシリーズの登録の仕方
ホーム画面の右上の「+」を押すと次のような画面になります。
Switchbotシリーズと赤外線リモコンでタブわけされています。
新品だと,一番上に自動検知される仕様です。
検知されない場合は,一覧のアイコンから選んでください。
登録操作は説明は省きます。
アプリの指示通りにやってみてください。
簡単です。
ちなみにですが,2021年7月現在で日本で発売されているSwitchbotシリーズに「スマート扇風機」はありません。
今後出てくるんですかね。
ゴーストガジェットです。
AmazonAlexa連携
SwitchbotシリーズをHubミニを使って音声連携することができます。
私はAIスピーカーはAmazonEchoで揃えていますが,同様のことがGoogleホームなどでも可能です。
AmazonAlexaアプリの「ゲーム・スキル」から「スイッチボット」を検索し有効化します。
有効化すると,Alexaアプリの「定型アクション」にSwitchbotシリーズが表示されるようになります。
右上の「+」から定型アクションを作成することができます。
例として,「アレクサ,おはよう」と言うとライトに接続されているスマートスイッチがONになるという定型アクションです。
色々できますので試してみてください。
かなりいろんなことが出来ます。
API
SwitchbotにはAPIが用意されています。
APIとは
「API」とは、「Application Programming Interface」の頭文字です。
APIとはソフトウェアやアプリケーションなどの一部を外部に向けて公開することにより、第三者が開発したソフトウェアと機能を共有できるようにしてくれるものです。
SwitchBotAPIを使えば,所有するSwitchBotシリーズのデバイス,Hubミニなどに登録している赤外線リモコンの操作が可能になります。
Switchbotアプリからトークンを発行して色々できるんですが,
詳しくはChasukeさんのサイトに詳しく載っていますのでそちらをご覧ください。
【SwitchBotAPI 使い方】PythonでSwitchBotやリモコン家電を操作する方法 /
私の活用例
私の活用例をご紹介します。
テレビとサウンドバーをHubミニで操作【Hubミニ×AmazonEchoFlex】
エアコンを室温によって制御【温湿度計×スイッチボット×Hubミニ】
外気温によって換気システムを制御【温湿度計×スイッチボット×Hubミニ】
ペレットストーブを遠隔操作【スイッチボット×Hubミニ】
家事室の湿度によって除湿機を制御【スイッチボット×Hubミニ】
ガレージシャットの遠隔操作【スイッチボット×Hubミニ】
今後追加していきますね。
まとめ
Switchbotシリーズは温度や開閉などのセンサーと赤外線リモコンや押すなどの動作を全て1つのアプリで完結することができるのが一番のメリットとなります。
また,アプリの完成度も良く使いやすいです。
欲を言えば,シーン機能が分岐や比較など複雑な連携ができるようになるともっと使い勝手が良くなるのにと個人的には思います。
値段的にもPanasonic製のAiseg2対応機器やLIXIL製の製品に比べて値段も半分以下。
コスパに優れる製品ですので使ってみて損はないでしょう。
スマートホームにらくらくスイッチ【SwitchBot公式サイト】