「天井の照明をスマートフォンで操作したい」「寝る前にベッドから電気を消したい」
そんなとき、引掛シーリングをスマート化できないかと考える人もいるでしょう。
引掛シーリングは、天井の配線と照明器具を接続するための部品です。
一般的なものに通信機能はありませんが、取り付ける照明や操作機器を選ぶことで、スマートフォンや音声による操作を導入できます。
まずは今の照明を確認し、買い替える範囲を決めましょう。
今の照明から方法を選ぶ
| 今の状態・希望 | 検討する方法 | 確認すること |
|---|---|---|
| 主照明を買い替えたい | スマートシーリングライト | 天井の適合と必要な明るさ |
| 電球交換式の器具を残したい | スマート電球 | 口金・寸法・使用条件 |
| 赤外線リモコン付きの照明を残したい | スマートリモコン | 照明への対応と信号の届く場所 |
同じ引掛シーリングに付いていても、器具の構造によって使える方法が違います。LED一体型の照明へスマート電球を入れることはできません。
また、リモコンが付いていても、赤外線以外の通信方式では対応する機器が異なります。
方法1:スマートシーリングライトへ交換する
部屋全体の照明を買い替えるなら、通信機能を備えたシーリングライトが候補です。
対応する製品なら、アプリで明るさや光の色味を変えたり、時刻に合わせて点灯・消灯させたりできます。
例として、SwitchBotのシーリングライトはWi-Fi接続に対応し、アプリやAlexaによる操作が案内されています。SwitchBot公式製品情報
選ぶときは、部屋の広さに合う明るさと、天井の配線器具への適合を確認します。
丸い形のシーリングライトでも、すべて同じ取り付け条件ではありません。
カバーの大きさや、天井との間隔も確認しましょう。
家族で使う主照明なら、付属リモコンなど、スマートフォンを使わずに操作できる手段があると便利です。
購入前に、普段どの方法で操作するかまで考えておくと使いやすくなります。
方法2:電球交換式の器具にスマート電球を使う
お気に入りのペンダントライトを残したいなら、電球の交換で対応できるかを確認します。
E26やE17など、器具の口金と一致するスマート電球を選ぶのが基本です。
ただし、口金が同じでも電球本体の大きさは異なります。
シェードの内部に収まるか、器具の適合電球に含まれるか、熱がこもる構造で使えるかを確認してください。
たとえばTapo L535EはE26ですが、メーカーは外部の調光器を使う器具での使用を不可としています。
スマート電球自身が調光できることと、壁の調光器に対応することは別です。Tapo公式製品情報
複数の電球を使う器具では、1灯ずつ登録して個別に操作する使い方も考えられます。
まず1灯で器具への収まりと光の印象を確かめてから、必要な数をそろえましょう。
方法3:今の赤外線リモコンをスマート化する
照明本体を残せる可能性があるのが、スマートリモコンを追加する方法です。
対応する照明へ赤外線信号を送ることで、アプリなどから操作します。
SwitchBotハブ2などの製品は、対応する赤外線家電の操作に利用できます。
ただし、使いたい照明の型番や操作に対応するかは、購入前に確認してください。SwitchBotハブ2公式情報
この方法では、元のリモコンでできない機能が照明へ追加されるわけではありません。
光の色を変えられない照明を、フルカラー照明にすることはできないため、希望する操作が実現するかを見極めます。
電源と普段の操作を決めておく
スマート照明は、電気が供給されている状態で指示を受け取ります。
壁スイッチで電源を切ると、アプリから点灯させられません。
普段はアプリやリモコンで消灯し、壁スイッチは通電状態にする使い方を共有しましょう。
スマートリモコンで既存照明を操作する場合も、照明側の電源が必要です。
壁スイッチや引きひもを併用したときの動作も確認しておくと、家族が操作した後に迷いにくくなります。
使いたい機能を先に決める
スマート化で実現したいことを、消し忘れ対策、寝室での音声操作、時間に合わせた調光などに分けて考えます。
点灯と消灯だけで十分なら、色を変える機能までそろえる必要はありません。
反対に、昼と夜で白い光の色味を変えたいなら、調色への対応を確認しましょう。
使う場面を具体的にすると、必要な機能と予算を絞りやすくなります。
天井側の部品を交換する前に確認
既存の引掛シーリングが割れていたり、ぐらついていたりする場合は、新しい照明を無理に取り付けないでください。
天井側の配線器具の交換や配線作業は専門業者へ相談します。
賃貸では、備え付け照明の交換条件を管理会社へ確認し、外した器具や専用部品を保管しておきましょう。
スマート化の第一歩は、今の照明を見て方法を絞ることです。
買い替えるなら照明本体、器具を残すなら電球やスマートリモコンという順で考えると、必要なものを選びやすくなります。
