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【完全版】PanasonicエコキュートをHEMS連携する方法|CF-TA9CでAIソーラーチャージ

今回は我が家のエコキュートをHEMS連携させたのでその方法をご紹介します。

【完全版】HEMSを後付けするの方法!|AiSEG2&スマートコスモ 今回はHEMSを後付けしたい方向けの記事です。 HEMSについてはこちらでまとめていますのでご覧ください。 https:/...

出来るようになること

PanasonicのHEMSであるAiSEG2にエコキュートを繋ぐと,次の事が出来るようになります。

AI ソーラーチャージ®機能

出典:パナソニック

AI ソーラーチャージ®機能(太陽光活用モード)では、前日にAiSEG2が天気予報を確認し、実施できると判断した場合は夜間のエコキュートの沸き上げ量や、電気自動車の充電量を減らして、その分を翌日の太陽光発電で沸き上げ・充電します。 急に天気が変わっても、蓄電池の電気で、エコキュートの沸き上げをサポートしてくれます。

これが一番の目玉機能ですね。

FIT買い取り制度が終わった方や,夜間電力よりFIT買い取り額が安い方はAIソーラーチャージを使えば給湯にかかる光熱費を圧縮することができます。

ただし,昼間に沸き上げできる量はおおよそ2割程度の様です。

エコキュートをスマホ連携機能

スマホアプリ「スマートHEMS」を使って,アプリからふろ自動と沸き増しを行うことができます。

背景が黒いのは,iPhoneのダークモード設定にしているからです。

AiSEG2での給湯量記録機能

AiSEG2のモニターに湯の項目が追加され,使用した給湯量をグラフ化してくれます。

必要なモノ

AiSEG2とエコキュートを連動させたい場合,必要な部材は次の通りです。

  1. HEMS端末
  2. スマートコスモ
  3. エコキュート
  4. 家庭用ヒートポンプ給湯器用HEMSアダプタ

HEMS端末

出典:パナソニック

我が家ではPanasonic MKN713を使っています。

画面のないPanasonic MKN704でも可。

スマートコスモ

出典:パナソニック

スマートコスモの中でも,

太陽光発電システム対応(太陽光発電用連系ブレーカ 40A搭載)

太陽光に対応したモデルになります。

また,今回には関係ありませんが我が家はEV用に40Aのブレーカーを付け足しています。

出典:パナソニック

システム構成としては上記の様になります。

これも蛇足ですが,我が家はQセルズのパワコンと太陽電池モジュール9.9kWを連携されています。

エコキュート

出典:パナソニック

Panasonic HE -NS46JQを使っています。

湯量は460L(4~7人用)です。

ちなみに,ざっくり2021年モデル以降はHEMSアダプタを内蔵しています。

我が家のは2019年タイプですので,下記のHEMSアダプタが別途必要でした。

家庭用ヒートポンプ給湯器用HEMSアダプタ

出典:パナソニック

家庭用ヒートポンプ給湯器用HEMSアダプタCF -TA9Cです。

Panasonic製エコキュートの2020年以前一部モデルは,HEMS対応モデルでもこのアダプタが必要です。

設置は簡単で,キッチンに配置されるエコキューリモコンを外して挿すだけです。

施工方法で詳しくはご説明します。

施工方法

商品確認

箱にはリモコン本体と説明書が2枚同封されています。

リモコンに固定用の金具がありますが,不要です。

取ってしまいましょう。理由は後ほど。

エコキュートリモコンをはずす

リモコンを上に持ち上げると壁から外すことができます。

リモコン裏フタを開ける

リモコン背面に蓋がついています。

ツメで止まっているだけなので簡単に外すことができます。

マイナスドライバーがあれば便利です。

白と黒の配線はエコキュートからの信号配線ですので触れても感電はしません。

リモコン裏の配線接続

アダプタのプラグをリモコン裏の端子に接続します。

入る様にしか入りません。

配線整理

最後に,アダプタを壁に格納してリモコンを戻します。

ですが,エコキュートリモコンの裏側がコンセントボックス用のプラスチック枠が使ってあるとアダプタが入りません。

アダプタには,ネジで友締めできる金具がありますがそもそも入らないため取り外します。

コンセントボックスの一部をニッパーで切断し,どうにかスペースを確保。

アダプタのケーブルも長過ぎてコンセントボックスに収まり切らず収納場所に困りました。

どうにかコンセントボックスの隙間から奥の壁内に押し込んで設置完了。

リモコンを戻す

最後にリモコンを戻すのですが,試行錯誤の結果フレームが曲がってしまってなかなか壁掛けできず苦労しました。

設定方法

施工後は設定に入ります。

操作はエコキュートのリモコン側とAiSEG2の画面双方で行います。

エコキュートリモコン側HEMS設定

エコキュートの「メニュー/戻る」を押す,十字キーで「その他」を選び決定を押します。

項目を上下キーで送り,「HEMS設定」を選び決定キーを押します。

「入」でリモコンの決定キーを押します。

先ほどと同様に,「メニュー/戻る」から「その他」へ行き,「HEMSの登録/解除」を押します。

次の画面で,「HEMS登録/解除を行います。決定で開始」と出ますのでここで一旦HEMS端末の操作へ移ります。

AiSEG2端末側ペアリング設定

AiSEG2のトップ画面を開きます。

メニューから,「設定」を選びます。

画面左の,「施工」タブを選び「無線機器」を選びます。

登録設定の「無線登録」を選びます。

無線機器登録モード中と画面に表示されるので,エコキュートリモコン側にもどり,エコキュートリモコンの「決定」キーを押します。

エコキュートリモコン側に「HEMS登録完了」と表示されたらペアリング完了です。

エコキュートリモコン側ペアリング確認

エコキュートリモコン側の給湯の上あたりに電波のマークが出ていればHEMS端末と通信しているということになります。

AiSEG2端末側操作確認

AiSEG2端末の「機器コントロール」にエコキュートが追加されているか確認してください。

ここで沸き増しとふろ自動も操作可能になります。

エネメジャーは,ストップウォッチのお湯版の様なものです。

タイマーをオンにするとそのタイミングからの給湯量を測ってくれます。

設定が完了していると,AiSEG2端末の「グラフ」に「湯」というタブが追加されます。

今までなかった項目がアンロックされるというのは男心をそそられますね。

サーバーサービス設定

翌日の天気によって昼間に炊き上げを行うAIソーラーチャージ機能の設定に移ります。

AIソーラーチャージ機能を使うには,HEMS端末側で「サーバーサービス」の設定と「電力プラン」を設定する必要があります。

すでに行っている場合はこの設定は不要です。

AiSEG2画面の「メニュー」,「設定」から「基本」の「サーバーサービス」を選択します。

機器コードを求められるので,HEMS端末の底に書いてある機器コードを入力。プラスチック製のスタンドを取らないと確認できません。スライドして外してください。

よく使うので,スマホで写真を撮っておくことをお勧めすます,

利用規約を確認し,「同意し次へ」を選択。

手続きの手順を進めていきます。

入力すると,確認画面が出てきますので指示通りに進んできます。

画像は私の機器コードや住所等が載っているので割愛します。

確認コードが表示されるので,写真を撮っておくかメモしておきましょう。

次に,スマホアプリの連携コードが表示されます。

スマホアプリをインストールした後に入力してください。

これも写真かメモに残しておく様にしましょう。

スマホアプリ「スマートMEMS」をインストールすると,スマホで給湯など操作可能です。

電力プラン設定

電力プラン設定は,サーバーサービスを登録すると詳細を設定することができる様になります。

サーバーから各電力会社の電力プランの詳細をダウンロードして設定することができます。

プランによっては時間によって単価が変わりますのでこの機能は便利です。

また,AIソーラーチャージ設定をするにはサーバーサービス連携による電力プラン設定を行う必要があります。

HEMS端末の「メニュー」,「設定」から「初期」タブの「料金」を選択。

電力の項目から「変更」を選択。

私の場合は設定後なので,すでに中部電力のプランになっています。

設定していなければ空欄になっています。

新規設定から,「電力会社から電力プランを選ぶ」を選択。

データを更新をしてくれます。

選択肢から,電力会社やプランを選択する。問題なければ「決定」を選択します。

私は中部電力のスマートプランでした。

先程の手順で,電気プランが反映されていればOKです。

ついでに売電単価も設定しておきましょう。

私は2020年の売電単価21円/ kWです。

AIソーラーチャージ設定

AIソーラーチャージは,下記の機能を有効もしく設定していないとできません。

  • サーバーサービス設定
  • 電力プラン設定
  • エコキュート設定「昼間沸き上げ」を停止しないに設定

この三つの設定をやり切ってAIソーラーチャージ設定にたどり着くまでだいぶ骨が折れました。

まず,3つ目のエコキュート設定「昼間沸き上げ」の設定はAIソーラーチャージ設定の前提になります。

たどり着き方は,AiSEG2画面から「メニュー」「設定」「電力制御設定」「エコキュート設定 昼間沸き上げ」になります。

では,本題のAIソーラーチャージ設定です。

HEMS画面の「メニュー」から,「設定」,「基礎」「電力制御」を選択。

太陽光設定の「太陽光活用モード」を選択。

太陽光モードを「する」にチェックをし「決定」を選択。

サーバーサービス設定や電力プランを設定していないとここではねられます。

また,EV充電器ELSEEVも連携している場合はエコキュート同様にAIソーラーチャージされますのでご注意ください。夜

間にフル充電されていると思ったらされてないやんってことがおこります。

私はELSEEVでEVを充電しているのでこれが理解できてなくて焦りました。

まとめ

長かったですね。

読んでくださった方ありがとうございます。

これで,エコキュートがHEMS連携できます。

2021年モデル以降のエコキュートの方はアダプタを買わなくていいのがほんと羨ましいです。

このまとめにニーズがあるかわかりませんが,辿り着いた方は参考にしてみてください。

ありがとうございました。

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