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新たな標準規格「Matter」とは?|スマートホームIoT業界に革命をもたらすか

今回は,スマートホーム新共通規格の「Matter(マター)」について取り上げてみたいと思います。
最近ニュースで取り上げられる「Matter」という規格。
なんだか雲をつかむ様な情報しか流れてこず,なんだかわからないという方も多いのではないでしょうか。
この記事は,これからスマートホームを作っていこうと思っている方,すでにホームIoT機器を使いこなしているという方向けの記事になります。

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「Matter」とは

引用:CSA

新共通規格「Matter」は,標準規格団体CSA(Connectivity Standards Alliance)が提唱しているスマートホームの無線共通規格です。
2022年秋頃に利用開始を目指して準備を進めています。
今までのスマートホームはメーカーごとアプリが違ったり,連携できる製品でも範囲が限定的だったりと消費者に不便な設計になっていました。
消費者の不便さを解消し,ホームIoT機器の相互運用性を高めてシンプルかつ信頼性を高めたスマートホームを実現すべくつくられたのが「Matter」です。

どんな規格なの?

「Matter」を提唱しているCSAという団体の前身は「Zigbee Alliance」という団体でした。
Zigbeeと聞くと,ピンとくる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
スマートライトでお馴染みのPhilipsHueシリーズやIKEAトロードフリシリーズで使われている無線規格になります。

Zigbeeの他にも無線規格といえばBluetoothやWi-Fiなどがあります。
Zigbeeは別名IEEE802.15.4といい,旧ZigbeeAllianceが規格の策定や認証をしてきました。
他の無線規格でいうところのWi-Fi(別名IEEE802.11)であれば,Wi-Fi Allianceとの関係と似ています。

話を戻しましょう。
こうした業界団体はさまざまな企業が協力し合ってCSAを運営をしています。
CSA(旧Zigbee Aliance)は会員企業が400社を超え,Apple,Google,Amazonなどといった企業が参加しているんですね。

代表的な企業やブランドについてはあとから解説します。

CSAは2021年5月11日にZigbee Allianceから改名し,新たなスマートホームのための通信規格「Matter」を発表しました。
「Matter」はある特定の無線規格だけでなく,Ethernet,Wi-Fi,Bluetooth Low
-Energyなどさまざまなすでにあるネットワーク技術で動作するような規格です。
消費者は「Matter」マークのついたディバイスを選ぶだけで,異なるプラットフォーム間での相互接続が可能になります。
現在さまざまなスマートホーム製品が販売されていますよね。
それぞれの製品ごとに対応機器が違ったりアプリが違ったりしていました。
例えば,AppleのHomeKit(Siri)やGoogleアシスタント,AmazonEcho(Alexa)などがありますね。
スマートホーム製品によっては,AlexaとGoogleアシスタントには対応しているがHomeKitには未対応ということも起こりえます。
これらの垣根をとっぱらい,共通にしようというのが「Matter」の目指すスマートホーム環境です。

参加する企業・ブランドは?

代表的なところだと,GoogleやAmazon,Appleといった超大手企業。
他にもZigbeeの技術を使ってきているPhilipsHueやIKEAなど。
他にもWi-Fi関係でBelkinや,シャッターなどで有名なSomfyなどさらに200社超の企業が参加。
「Matter」はブランド問わず,スマートホームエコシステムで統一した相互運用を具現化するべく進んでいます。
今後,より多くの企業が参加し「Matter」に対応する予定です。

対応機器

AppleはWWDC2021で開催された基調講演にて,HomeKitよりMatter機器を操作可能にすると発表しています。
また,GoogleもAndroidとNestディバイスでのMatterサポートを発表。
AmazonもAlexaの対応に加えて,オフライン環境においてもMatterディバイスをコントロールできるなどさまざまな機能やユーザー体験について多くの企業が協働しています。

ただし,具体的な対応ディバイスはまだ販売されていません。
CSAの公式サイトにはスマートロックやスマートライトといった製品画像が載っています。
今後,日本でも販売されるのを楽しみにして待っていることにしましょう。

まとめ

なんとなく「Matter」についてのイメージいただけたのではないでしょうか。
まもなく「Matter」が本格始動します。
今年がスマートホームの過渡期になることでしょうね。
今後が楽しみです。
今回は以上になります。

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