「Amazon」が販売しているAIアシスタント「Alexa (アレクサ)」搭載のスマートスピーカー,「Amazon Echoシリーズ」。
形や大きさはいろいろありますが,一体何が違うのでしょうか。
この記事では,スマートハウスの入門に使える「Echo」や本格的なオーディオシステムにあう「Echo」など様々なEchoシリーズを紹介します。
私も実生活で何種類ものEchoシリーズを愛用しているEchoユーザーです。
長年使ってきたからこその蓄積をお伝えできればなと思っています。
スマートホームにらくらくスイッチ【SwitchBot公式サイト】EchoDot
入門モデルのEchoDot。
現在は3世代目と4世代目が併売されています。
3世代目モデルから4世代目モデルでは形状が大きく変化しました。
3世代目モデルが丸餅のような形だったのに対し,4世代目は球体です。
形状以外にも,スピーカーが4世代目モデルから改良され良くなっています。
音楽を再生する頻度が高い方は4世代目モデルを選んだ方がいいかもしれません。
また,値段は3世代目が4,980円なのに対して,4世代目は5,980円と1,000円高くなています。
まとめると
第3世代 | 第4世代 | |
---|---|---|
形状 | 丸餅形 | 球体 |
音質 | ○ | ◎ |
価格 | 4,980円〜 | 5,980円〜 |
3世代目も音質はけっして悪くはないので,Echo入門であれば3世代目を選ぶのもありかもしれません。
加えて,EchoDotシリーズは壁掛け用のホルダーも販売されているので合わせて買うとケーブルの処理や置き場所に困りません。
また,気に入ったら2台のEchoDotを連携させグループスピーカー機能でステレオ再生で音楽を聴くこともできるので拡張性もあるように設計されています。
Echo
EchoはEchoDot4世代目と同様の球体状の形をしています。
現在,Echoは4世代目が販売中。
価格は11,980円。
EchoDotと大きな違いは音質です。
Echoはスピーカーに加えて,低音を専門で出すウーファーを搭載しています。
幅広い音域を複数のスピーカーで再生することでジャズからヘビーメタルまで様々な音楽を良い音で聴くことが可能になりました。
スピーカーが大型化されたこともあり,EchoDotに比べてひと回り大きなサイズとなっています。
また,4世代目のEchoは上位モデルだったEchoPlusに搭載されていたZigbeeにも対応しており,Zigbee対応スマートハブとしてスマートライトを操作することも可能です。
EchoShow
EchoShowはディスプレイがついたデバイスです。
Echoシリーズの中でも,このEchoShowは他にはない機能が多く搭載させています。
画面でAmazonプライムビデオやYouTubeを再生したり,カメラも内蔵しているため離れたEchoShow同士でビデオ通話も可能です。
画面の大きさによってラインナップが用意されており,現在EchoShow5・8・10・15が販売されています。
Show5・8は箱型,Show10は首振り,Show15は壁掛けになっておりそれぞれ個性的です。
特徴を整理すると
EchoShow5 | EchoShow8 | EchoShow10 | EchoShow15 | |
---|---|---|---|---|
ディスプレイ | 5.5インチ 960 x 480 | 8.0インチ 1280 x 800 | 10.1インチ 1280 x 800 | 15.6インチ 1980 x 1080 |
スピーカー | 1.6インチ x 1 | 2.0インチ x 2 | 1.0インチツイーター x 2 3.0インチウーファー | 1.6インチ x 2 |
カメラ | 2MP | 13MP | 13MP | 5MP |
画面向き | 横 | 横 | 横 | 横/縦 |
大きさ | 幅148mm 高さ86mm 奥行73mm | 幅200mm 高さ130mm 奥行99mm | 幅251mm 高さ230mm 奥行172mm | 幅402mm 高さ252mm 奥行35mm |
単純に大きいほど音質が良いわけでもなく,音質でいうとサブウーファー搭載のEchoShow10が勝ります。
また,カメラに関してもEchoShow8とEchoShow10ともに解像度が高くなっています。
EchoShow15は,壁掛けフォトフレームのATMOPHの「AtmophWindw2」を意識した製品になっているようです。
EchoStudio
EchoStudioはEchoシリーズ最上位の音質特化型のモデルです。
DolbyAtmos技術によって,空間,明瞭性,奥行きが追加され1台で3Dマスタリングされた音楽を楽しむことができます。
AppleMusicやAmazonMusicHDなどでDolbyAtmos対応の音源も増えてきているので,試してみるのも手かもしれません。
DolbyAtmos対応だと機器だと他には「AirPods Pro」がありますが,一軒家で音を気にしなくて良い住環境であればこのEchoStudioいいかもしれませんよ。
EchoAuto
EchoAutoは車載専用のEchoです。
Echoシリーズの中で最小で,フリスクケースのような形をしています。
車の中で使用するので,雑音が多い環境でも反応しやすいようにマイクを8つ搭載。
ちなみにEchoDot4世代はマイク4つです。
電源はMicroUSBです。
シガーソケットをUSBに変換するカーチャージャーは付属します。
また,USBケーブルとオーディオケーブルと車載スタンドも付属。
これだけついていればありがたいですね。
音は車のスピーカーから出すことを想定しており,AUX出力かナビとのBluetooth接続をつかいます。
EchoLink
EchoLinkとは,手持ちのオーディオシステムをストリーミング対応にアップグレードできるデバイスです。
他のEchoシリーズとは一線を画すプロダクトになります。
EchoLink自体にはマイクやスピーカーはなく,ほかのEchoシリーズやスマホを使って操作する機器です。
ざっくり説明すると,音質にこだわったEchoAutoといっても良いかもしれません。
入出力ポートが充実しており,光デジタルや同軸デジタルやRCA端子なども搭載されています。
兄弟機として,アンプ機能を搭載した「EchoLinkAmp」もラインナップされています。
「EchoLinkAmp」現在販売停止中。
価格はEchoLinkが29,800円,EchoLinkAmpは取り扱い無し為不明です。
EchoBuds
EchoBuds(エコーバッズ)はEchoシリーズでは唯一のイヤホン型のEchoです。
ケース付きの完全ワイヤレスイヤホンで,アクティブノイズキャンセリング機能を搭載しています。
防汗機能もあり,ランニングや外でのスポーツにも対応。
専用のワイヤレス給電パッドもAnkerから販売されています。
屋外から家の家電を操作することも可能です。
ライバルは「AppleAirPodsPro」でしょう。
Apple陣営には音声アシスタントの「Siri」がいますからね。
価格はAirPodsProの半額以下の12,980円と大変攻めた価格設定になっていますね。
社外アレクサ搭載機
Amazon純正のEchoシリーズ以外にも,他社スピーカーにアレクサが搭載されているモデルもあります。
いくつか紹介しましょう。
BOSE HOME SPEAKER 300 スマートスピーカー
スピーカーで有名なBOSEが販売しているスマートスピーカーです。
楕円筒状の形状をしており,サブウーファーも搭載しているため幅広い音域の音で音楽を楽しむことができます。
ONKYO スマートスピーカー P3
スピーカーで有名なONKYOが販売しているスマートスピーカーです。
楕円筒状の形状をしており,サブウーファーも搭載しているため幅広い音域の音で音楽を楽しむことができます。
ヤマハ サウンドバー YAS-109
ピアノや音響機器で有名なヤマハが販売しているサウンドバーです。
実は私も使っています。
音がいいので音楽はこちらで聴くこともしばしば。
販売終了したシリーズ
Echoシリーズのなかで,以前販売していましたが既に販売停止になった商品もあります。
いくつか紹介していきましょう。
EchoFlex
EchoFlexはEchoDotよりさらに小型のスマートスピーカーです。
残念ながら現在日本では販売されておらず,メルカリなどの中古を探す以外に手に入れる方法はありません。
特徴としては,本体にコンセントが付いており単体で壁かけが可能です。
加えて,USB-Aのポートがあり別売の「ナイトライト」や「モーションセンサー」や「Alexa対応赤外線コントローラー」を接続することでケーブルレスで機能を拡張できるようになっています。
設置方法もスマートでケーブルレスで拡張できるので魅力的な製品なのですが,販売停止してしまって残念。
欠点として,スピーカーはお世辞にも良いとは言えません。
私は,音声操作機能は切ってAlexa対応赤外線コントローラーを接続してテレビ操作用として使っています。
Echo Spot
EchoSpotは,円形のスクリーンを搭載したEchoです。
内蔵のカメラとディスプレイをつかってビデオ通話やフラッシュニュースなども楽しむことができます。
また,ディスプレイには常時時計を表示することも可能。
EchoShowシリーズの登場によって販売が終了されました。
EchoPlus
EchoPlusはEcho3世代にスマートホームハブ機能を持たせたEchoで,現在販売されていない製品です。
スマートホームハブ機能とは,電球やスマートプラグなどと連携してシームレスに機器を制御する機能をさします。
スマートホーム機器の通信規格のひとつ「Zigbee」対応デバイスを制御することができます。
フィリップス社などのスマートホーム製品が制御可能です。
現在はスマートホーム機能は,EchoShow10に継承されています。
EchoSub
EchoSubはEchoシリーズ向けの外付けサブウーファーで,現在販売されていない製品です。
Echo SubはEcho2世代とEcho Plus2世代用の100WクラスDアンプ,ダウンファイアリング型 (6.0インチ)サブウーファーになります。
現在はEchoStudioの登場により席を譲りました。
まとめ
AmazonEchoシリーズは本当にたくさんの種類があります。
・入門レベルから慣れたら増やして各部屋配置のEchoDot
・書斎やPCデスクにEchoShow5
・キッチンリビングにEchoShow10
といった具合に,少しずつEchoを増やして,どの部屋でも音声でアシスタントしてくれるようにしていくのがいいかなと思います。
今回は以上です。
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