今回は,手軽に壁スイッチや電化製品を自動化できる「物理ボタンスイッチャー」を紹介します。
「物理ボタンスイッチャー」は,スイッチの横に両面テープで貼り付けてスマホや音声操作でスイッチを押してくれる小型のガジェットです。
動作はアナログ感満載ですが,一度使うとやめられません。
現在,「物理ボタンスイッチャー」はSwitchBotの一人勝ち状態です。
ご存知ない方向けに,他のメーカーも紹介します。
自動化に興味がある方,ホームIoTの深みを知りたい方におすすめの内容です。
「スマートホーム」のベストセラー【SwitchBot公式サイト】
SwitchBot ボット

物理スイッチボット業界ではトップシェアのSwitchBotボット。
先行者優位の位置にあり,ボットやアプリのノウハウが蓄積されており完成度が高く使いやすい。
こういったガジェットには珍しく,「白」以外に「黒」が用意されており部屋の雰囲気に合わせて使い分けできる。
SwitchBotシリーズは他にも温湿度計や人感センサーなど様々なIoTガジェットを販売しており,専用アプリを使って簡単に連動設定ができます。
例えば,温湿度計が設定温度以上になったらSwitchBotボットを貼り付けた扇風機が動き出すといったことが可能です。
動作は押すだけではなく,他にも専用のフック付きシールを使えばスイッチの引っ張りと長押しに対応しています。
壁スイッチや家電への貼り付けは付属の3M社の両面テープを使いますが,付け直したい場合は3M汎用両面テープがホームセンターやアマゾンでも購入できますし,割高ですが付属品と同じ物も販売されていますよ。
電池持ちは使用頻度にもよるが約1年程度。
うわブタを外すとCR2型リチウム電池がはいっており簡単に交換できます。
このCR2型電池は300円程度で購入が可能です。
豆知識ですが,ボットに押される側のボタンにはマスキングテープを貼っておくと良いです。
ボットの指がかくばっているので傷や跡がつく可能性があります。
SwitchBotボットについてはこちらでも詳しくまとめています。

SESAME bot (セサミボット)

玄関ドアの鍵を自動化するSESAME4(セサミ4)で有名なCANDY HOUSE社が販売しているボットです。
値段設定がSwithBotよりも安く,人気のあるSESAMEシリーズを作っている会社の製品のため購入したい方がたくさんいるのに対して圧倒的に供給不足で買えません。(2022年4月現在)
SwitchBotは指が内蔵式だったのに対して,SESAME botは本体側面に指があり愛らしい小動物的な可愛らしさをもっています。
こちらも電池式でCR2リチウム電池で駆動します。
今後の量産に期待。
Fingerbot

クラウドファンディングのKICKSTARTERで4000万人以上の支援者と40万ドルの支援金を集めたFingerbot。
Fingerbotはラックアンドピニオン機構を採用しており,モーターの回転運動をボタンを押す直線運動に変換しています。
指が真下方向に動き,押される位置が直感的にわかりやすい構造です。
この構造のおかげで,動作ストロークを長く取ることができ,また先端を取り替えることでスイッチごとに調節をすることが可能になっています。
こちらも電池式でCR2リチウム電池で駆動します。
音声操作や外出先からの操作には別売のハブ「HomeHub」が必要です。
スマートスイッチボタンプッシャー

スマートスイッチボタンプッシャーはあまり情報がネット上にないですが,Amazonで購入が可能です。
機構としてはFingerbot同様にラックアンドピニオン機構を採用しており,押される位置が直感的にわかりやすいデザインになっています。
音声操作などには専用のハブが必要です。
電池はCR123Aリチウム電池を使用します。
マイクロボットプッシュ

マイクロボットプッシュは,Nara社が販売しているボットです。
他の製品との違いは,シンプルなデザインとバッテリーです。
デザインは指が本体に隠れるようになっているため,ごちゃごちゃ感が軽減されます。
また,ボタンを押すという印象を視覚的に訴えかけてるデザインです。
バッテリーは,充電式でMicroUSBポートが背面についておりそこから給電します。
まとめ
値段と入手性とネット上の情報量をトータルで考えるとやはりSwitchBotボットが他メーカーの製品にに比べて頭一つ抜きん出ていますね。
気になった方は是非購入して試してみてください。
ちなみにですが,メルカリなどのサイトで探すと中古がすこし安く買えますよ。
今回は以上です。
「スマートホーム」のベストセラー【SwitchBot公式サイト】